A 5年後に情報が削除されるケースと1ヶ月程度で情報が削除されるケースがあるようです。
5年後に削除されるケース
【援用前】
▼
【援用後】
時効が成立した後、通常は、債権者(貸金業者など)からCICへの報告により、「残高0」と「完了」の登録がなされるようです。(「異動」の情報はそのまま。)
完了の登録から5年経過するとその債権者の情報が異動も含め丸ごと削除されます。
CICの信用情報開示報告書のその債権者のページの右上に「保有期限:平成◯年◯月」とあるのが掲載期限で、その月末に情報が削除されます。
1ヶ月程度で削除されていたケース①
【援用前】
▼
【援用後】
援用前はある消費者金融1社との古い契約が載っていました。
記載されていたのは<貸金業法の登録内容>欄にだけで、その他の欄は空欄だったケースです。
時効を援用して債権者が時効成立を認めた後、お客様が信用情報を取得してみたところ、その債権者の情報は削除されていました。
1ヶ月程度で削除されていたケース②
【援用前】
▼
【援用後】
この債権者のページは丸ごと削除され「1/6件」から始まっていた
援用前は、信販会社との古い契約が載っていました。
記載されていた項目は
<<契約内容>>欄の13.契約の内容、14.契約年月日、19.商品名1
<<お支払の状況>>欄の22.報告日
<<割賦販売法の登録内容>>欄の32.カップ残債額、33.年間請求予定額、34.支払遅延有無でした。
<<お支払の状況>>欄に異動の記載はありません。
下の<<入金状況>>欄は年月の記載があるだけで未入金などのマークの記載もありませんでした。
時効を援用して債権者が時効成立を認めた後、お客様が信用情報を取得してみたところ、その債権者の情報は削除され、援用前は7社が掲載されていたのが、援用後は6社の掲載になっていました。
これらの削除されていたケースの場合は、時効の援用後、クレジットカードを作れた方、住宅ローンを組めた方が多くいらっしゃいます。
まとめ
CICについては、時効成立から遅くとも5年経過後には情報が削除されるとお考えいただければよろしいかと存じます。
5年は長いと思われるかもしれませんが、 『今やらなければその5年後は来ない』ことを頭の片隅に置いておいていただければと思います。
※自分で時効を援用された方、他の事務所に時効の援用を依頼された方のご相談はお受けしておりません。
参考記事
債権者によってはJICCにも登録していることがあります。
JICCの情報がいつ消えるかについては次のページを御覧ください。